自然エネルギーってどうなの?

震災以降、急激に増えてきた太陽光パネル。

近所を散歩すれば、必ず目にする光景ではないでしょうか?


空き地、倒産したゴルフ場跡、山肌を削り出して・・

代替エネルギーとはいいながら、異様な光景に

違和感を覚える人もいるのでは・・?

そして発電能力や、耐用年数を過ぎた後の

機材やパネルの処理はどうするのか?


イケイケドンドンで作られる

代替エネルギーに警鐘を鳴らしておられる

主婦がいます。


過日、勉強会で手にしたチラシに

「山田 征さんのお話し会」というのがあり、

記事を引用させていただきます。

山田さんは、東京在住で電気無し生活を

三年ほど続けておられます。

自然エネルギーのカラクリは

下記からご覧になれますので、

ぜひ一読されてください。

http://bmwna.exblog.jp/16888087


以下は、引用文です。


「今、日本政府は法律を変え、

12%強を、いわゆる自然エネルギーによる

発電設備で埋め尽くそうとしています。

そのためには、面倒な手続きを業者に代わり

行政が一括して行うことにしました。


はっきりしているのは、

「いのち」より「経済」の考え方です。


この先、どういう結末になっていくのか。

決して土に戻ることのない鉛やカドミウム、放射性物質を

内包した危険物が処理方法も見つからないまま

累々とその屍をさらす事になります。

まさに極めつけの「亡国の法」としか言いようが

ありません。


原子力発電が国策であると同様、この「再生可能エネルギー」も

それを超える規模の国策であり、決して原発に代わるものではない

ことを知ってください。


原発と並ぶ、というよりそれを大きく上回る国策としての

「スマートグリッド化」社会、つまり再生可能エネルギー社会を

進める上で不可欠である「スマートメーター」なるものを

いま政府は国内全ての電気利用家屋に取り付ける作業を

進めています。


本来、「スマートメーター」は風力や太陽光発電など出力が

不安定な電気を過不足なく系統電気に挿入するために不可欠な器具です。


電気は電気利用者の需要に合わせて、多くもなく少なくもなく

送り出す必要がありますが、各地に点在する風力や太陽光の発電装置は

人の都合ではなく、風やおひさまの都合で発電するため、

その気ままな発電状況を電力会社はスマートメーターを使い

リアルタイムにキャッチし、風力や太陽光発電とセット化されている

火力発電の出力を調整しなければなりません。(ガバナフリー運転といいます)


これでわかるように、風力や太陽光発電をいくら増やしても

火力発電を減らすことはできません。


「原発に代わる自然エネルギー」という根拠のない言葉

宣伝されてきましたが、本来原発は定期検査時はもとより

地震、事故による緊急停止に備えて同じ出力の火力が

車でいえばアイドリング状態で用意(バックアップ)されています。


従ってこちらも、原発を止めるために、他の発電設備(揚水発電以外の)

は一切いらない造りになっています。


ましてや火力発電のお守り付きのおひさま次第、風次第のいい加減な

発電設備では原子力発電の代わりはできない、不可能ということです。」

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じゃあ、どうするんだよ!

というツッコミが聞こえそうですが

それは自分の頭とライフスタイルで

考え、決めてください。

その為にも学んでください。

我々には、生き方の自由が与えられているのですから。


以前、寺報でも紹介しましたが

持続可能で無電化を実践されている

工学博士は、各自が電力消費を数割減らし

自然エネルギーの上手な組み合わせで

十分生活していけると立証しています。

足るを知る、ということ。


仏教の曼荼羅は、「繋がりと循環の世界」を

表していますが、それは要するに


「郵便ポストが赤いのも、

全部私のせいなのです」

という意味なのです。


全ては繋がっているのだから

あなたの悩みは、私の悩みでもある。


原発事故が起きたのも

電気の恩恵にあずかってきた

私たちみんなの責任なのです。


そして、原発の問題は

沖縄の基地問題と全く同じ構造なのです。


テレビ討論で、沖縄在住の基地排除運動を

長年続けておられる30代の女性が

厳しい口調でおっしゃっていました。


「沖縄以外に住む日本国民、

本土の方々、沖縄をかわいそうとか

大変ですね、とか他人事のように

言わないでください。

あなたたちの平穏な生活の為に

沖縄の人たちは犠牲になっておるのですよ。


沖縄人も、あなたたちと同じ日本人です。

だから、どうぞ日本の安全保障のために

本土に基地をもっていってください。

あなたたちの街に米軍基地を誘致しなさい」


曼荼羅の世界観とは、そういうことです。

お題目様を唱える意味は

ワンネス、すべては一つということを

身に当てること。

もとより、隔ては存在しない。


差別や隔てを生むのは、

自分かわいさ、エゴだということ。


その究極が原発事故であり、

エネルギー問題であり

先の沖縄問題でもあると思うのです。

さあ、どうしますか?