創作紙芝居「よだかの星」

韮崎市の里山にあるべジカフェにて

創作紙芝居のイベントがありました。

主催・上演は、私の家内とお仲間の方々。


9月の山寺ヨガ合宿での初演が好評で

あちこちで、開催させて頂いております。

来月には、師匠寺のお会式法要での清興として

上演させていただきます。


演目は宮沢賢治の「よだかの星」。

賢治さんは法華経信仰者でもあり、

作品の多くに法華経観がちりばめられています。


紙芝居を演じる目的は、

「よだかの星」を通して

皆さんに本物の扉を開いていただきたい、

その一念だそうです。


演目中には、舞や打楽器が

雰囲気を一層盛り上げ、皆さんと一緒に

歌う場面もあります。

涙を流しながら、その世界観に

魅入っている方も居ました。


「よだかの星」は

人生のどん底を経験した方には

深く入ってくるお話だと思います。

私も、奈落の底まで落ちて死を願った、

かつての自分を思い出し

よだかの姿とダブりました。


よだかが星を目指さずには

いられなかった心境、

そして、口元を血でぬらしながらも

安堵の表情を浮かべた最後。


最後はみんなで「翼をください」を

合唱し、盛況の中で終演となりました。

これは形式こそ違えども

仏法真理のお説教だと感じました。


11月23日には房総半島大多喜町妙厳寺で、

12月には笛吹市福光園寺にて上演しますので

宜しかったらご観覧ください。