晩秋の風景

身延近隣の道の駅で

エボ柿(しぶ柿)が安く売っていたので

大量に買い、干し柿にしました。


高校生の頃、夜になると

干し柿の皮むきに夢中になりました。

山形在住の親戚が干し柿を出荷しており

干し柿用の使い勝手がよいナイフを送ってくれました。


さすが餅は餅屋、面白いように皮が楽にむけて

大量の皮むきを手伝ったものです。


そんなことを思い出し

久々に干し柿を作りました。

久遠道場の軒下に吊り下げ、

秋の風物詩なんて悦に浸っているのも束の間

山の猿にかじられて急遽

部屋干しの柿となりました・・・


柿の皮は、天日干しにして

ミキサーで粉にすると

身体に良い柿茶になるとのことで

こちらも楽しみです。


柚子もこの時期、柔らかくて大きいのが手に入ります。

ゆず湯にしたり、蜂蜜漬けにしたり

種は乾燥させて50度のアルコールで

漬けると、スキンケアの良い美容液になるそうです。


若い頃は、あまり関心が向かなかった

季節の果樹野菜ですが、食用だけでなく

その効能は心身の滋養と薬用に絶大と知り

自然の恵みをもっと活用して

ケミカルなものから遠ざかる生活を目指したいものです。


体が必要なものを

自然と欲してくるって、

年齢を重ねるのも悪くはないな、

と感じている今日この頃です。