立春

満月の立春、

身延の道場から夜空を見上げると

満月に向かって龍のような雲が

たなびいてました。


満月には水晶などのパワーストーンを

一晩、月光浴させエネルギーをチャージします。


1日は房総半島にある

師匠寺の節分会へ手伝いに

行って参りました。

厄除け・八方除けのご祈禱を行った後は

檀家さんのご婦人方手作りの

恵方巻きや、ふきのとうの天ぷら等

地の恵みをたらふく頂戴しました。


こうして、お寺の行事を通して

地域のコミュニティが保たれている所は

人の優しさや助け合いが身に染みて

ホッとします。


3日は身延の道場に戻り、

一人で豆まきを行いました。

手抜きしてもよさそうですが

こうした節目の行事を丁寧に勤めることが

開運の基だと感じています。


スーパーでは、節分の食材コーナーに

「切り山椒」なる甘い餅菓子があって

山梨では季節の伝統菓子であることを知りました。

所変われば品変わる、珍しがって購入してみました。


そして、立春。

本当の意味での新年であり、運気の変わり目でもあります。

私事ですが、三年にわたる厄年が明けて

ホッとしています。

厄年は心身の節目であり、過剰に心配する

必要はありませんが、振り返れば確かに

紆余曲折・困難が多かった三年でした。

無事に乗り越えられたのは、一心に

お題目様を唱え続けた経力のお陰と

心から感謝しております。


晴れ渡る立春の午後、

ご信者さんと雪の残る御廟所に

詣で、お題目様を唱えて世の安寧を

お祈りしました。


世界情勢、日本の状況がめまぐるしく

転換していく昨今だからこそ、

立春を過ぎて本当の目覚めを

一人ひとりがしていく時期に入ったのでは、

と痛感しております。