安保法制廃案 国会前ご祈念

「軍靴の音が近づいている」

と、93歳の寂聴さんが

病み上がりの身をひきずって

国会前に現れた映像は大きな反響を

起こしました。

私も魂がふるえました。

 

過日、山梨県内でもデモが行われ

千人が集結したとの事、

メーデー以外でこれほど集まったのは

初めてだそうです。

 

昨日、日本山のお上人様と一緒に

国会前ご祈念に参加してまいりました。

日本山のお上人様、ご信者さんたちは

24日の会期末まで連日、午前10時から午後4時まで

太鼓を打ち、お題目様を唱えながら

ご祈念しておられます。

政治活動ではなく、仏教徒として

祈りによる非暴力の訴えと廃案祈念です。

 

周りにも座り込みを続ける労働組合や

市民団体の方々がおられ、一緒に抗議の呼びかけ行動も

行いましたが、私はあくまで仏教徒として

目の前の国会議事堂に向かい、

安倍総理はじめ議員の方々に向け

お題目様の祈りを打ち込むことに

意識を集中しました。

 

昨日は日韓国交正常化50周年、

今日は沖縄戦終結70周年、

そんな命の記念日に、

戦争法案の継続審議を

戦後最長、95日間の

先延ばしにする愚挙。

 

ご祈念の前を次々に通り過ぎていく

黒塗りの高級車。

この国を動かしている中枢の現場に

つくづく情けなくなりました。

また、そんな政治家を選ぶ我々の

民度の低さも大問題です。

 

「事件は現場でおきているんだ」

そんな映画のセリフがありましたが

現場を知らない、または知ろうともしない

一部の人間のキレイごとと自己保身によって

こんな悪法が決められてしまって良いのでしょうか?

危惧しているのは、日本国内ばかりではない

アジアの近隣諸国、また「同盟国アメリカ」でさえ

集団的自衛権がもたらすイメージダウンが

世界経済への大きな損失?につながる危機を

抱いているのではないでしょうか?

 

24日は国会包囲の大集会が行われます。

東京近郊の方々は、ぜひ声を上げて

行動していただきたいです。

 

昨日は応援にかけつけた議員さんがおっしゃってました。

「地方に暮らす方が、電車賃かけて

 国会まで駆けつけるのは難しい。

 ならば、地元の与党議員へ電話なり

 FAXで民意をつたえて頂きたい。

 地元に支えられている与党議員は、地元の反発が

 いちばん怖いんです。だから、こんな違憲状態を

 支持するなら、もう応援しない!とハッキリ伝えてほしい。」

 

安保法制について

一億総評論家になっている時ではありません。

行動しまししょう。