漫画『光る風』

45年前、少年マガジンに発表された

予言書のような漫画です。

あの『がきデカ』で有名な山上たつひこ氏の著書です。

 

フィクションですが、漫画に時代が追いついたような作品です。

冒頭から最後まで、現在日本が抱えている問題と全てがダブります。

漫画ですから、小学生から大人まで読めます。

最近、新版が発売されたようですし

図書館で置いてあるところもあります。

 

「死んだ女の子」は、映画『キャタピラー』の

エンディングテーマです。

題名の「キャタピラー」とは「芋虫」をモチーフに

したそうですが、『光る風』にも「芋虫」が出てきます。

 

戦争は人を「芋虫」にし、

女の子を「ひとつかみの灰」に

してしまう。

 

昨日もお坊さんのような頭をした

オジサンの発言が物議を醸していますが

こんな状況だからこそ、

『光る風』を多くの日本人に読んでいただきたいのです。