時の試練を経た人生の知恵

ご依頼を受け、土地の浄化のために

施餓鬼供養を勤めました。

 

施餓鬼とは、文字通り

「飢えたる存在」に施すこと。

 

御祓いが「お前、あっち行けよ!」

というニュアンスなら、

供養は「辛かったね、こっちおいで。

これでも食べて安らいでね」

といったところでしょうか。

 

法要後、

楽しい「女子会」に混ぜて頂きました。

「施したものが、与えられる」

私も心の安らぎを施されたような一日でした。

 

参加の方から詩を頂きました。

ヘップバーンも愛読していたという

サム・レビンソンの

『時の試練を経た人生の知恵』。

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魅力的な唇のためには、

優しい言葉を紡ぐこと。

 

愛らしい瞳のためには、

人々の素晴らしさを見つけること。

 

スリムな体のためには、

飢えた人々と食べ物を分かち合うこと。

 

豊かな髪のためには、

一日に一度、子供の指で梳いてもらうこと。

 

美しい身のこなしのためには、

決して一人で歩むことがないと知ること。

 

物は壊れたら復元できないけれど、

人は転んでも起き上がり、

失敗してもやり直し、

挫折しても再起し、

過ちを犯したら正し、

何度でも再出発することができます。

 

決して誰のことも

見捨ててはいけません。

 

人生に迷い、

助けが必要なとき、

いつもあなたの手の少し先に

救いの手がさしのべられていることを

覚えていてください。

 

年を重ねると、

人は自分にふたつの手があることに

気づきます。

 

ひとつは自分自身を助けるため、

そして、もうひとつは他者を助けるため。

 

女性の美しさは

身にまとう服にあるのではなく、

その容姿でもなく、

髪を梳くしぐさでもありません。

 

女性の美しさは、

顔のほくろなどには関係なく

その本当の美しさは

その人の精神に反映されるものです。

 

それは心のこもった

思いやりの気持ち、

時として見せる情熱、

そして、その美しさは、

年を追うごとに磨かれていくものなのです。