命の行進・震災行脚

日本山妙法寺の御上人様が先導になり、

被災地と原発立地を祈り歩く「命の行進」。

日々の行脚状況はfacebookで見ることができます。

https://www.facebook.com/pages/%E5%91%BD%E3%81%AE%E8%A1%8C%E9%80%B2-2012/173948022716965

 

先導の尼僧様と同行者の方々が

今年も妙法庵に宿泊され、

翌日は常陸多賀駅まで24キロの行程を

一緒に歩かせていただきました。

高萩から日立方面は大きな爪痕こそ

残っていないものの、

地震で傾いた門塀や、瓦を押さえた屋根を

時折みかけることがあります。

 

普段は車で通り過ぎてしまう

地元の道も、自分の足で歩いてみると

見慣れた風景を別の視線で見たり

すれ違う人と挨拶や会話をしたり、と

新鮮な気づきを得ます。

 

太鼓を叩いて、お題目様を唱えながら

ひたすら歩く。

このシンプルで原始的な行動は

一つの瞑想であり、説法であり、

大きなインパクトだと感じます。

振り返れば、昔のお坊さんは

地に足をつけ歩いて方々を巡り

教えを伝えていったのですね。

 

原発の是非論、

祈りより実質的な援助を、

といった声も承知の上で

行進団の方々は今日もひたすら歩き、

地域の方々と交流し、

寝袋にくるまって夜を過ごします。

今回は、台湾からも参加してくださっています。

 

何より、皆さんの唱える

お題目様の祈りが

本当にありがたかった。

無私の祈りが

清々しい波動となって

周りに広がっていくのが

わかります。

聖音の素粒子でしょう。

 

これから東海原発前にて

お断食のご祈念を行い、

東京へ向けて南下後、

奥多摩仏舎利塔にて終了となります。

道すがら見かけたら、お声かけを

よろしくお願いいたします。